フレキシブルマネキンを用いた回転ポーズ撮影(準備編)

IMG_0397_eyecatch イラスト制作環境
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ショップ用のフレキシブルマネキン(女性タイプ)を用いて、原寸大の着衣ポーズ撮影を行います。27㎝ドールで培ったノウハウを原寸大に応用してみようと思います。

フレキシブルマネキン

フレキシブルマネキンはショップで使用されるプロ用の機材のようです。通常はショップ宛に送付させるものを工場から自宅(兼スタジオ)に届けてもらいました。

場合によっては個人では購入できない可能性もあるようです。(ショップか事務所以外には送付できないこともあるとの注意書きがありました)私の場合は個人購入です。(※その後、Amazonでも購入できることがわかりました)

マネキンの身長は172㎝ほどですが、組み立てられたそのままの状態で箱詰めされていました。骨組みには針金が用いられており、その周りをウレタンで囲んだシンプルな構造のようです。重量は数キロほどの軽さです。

回転台

商品をよく見せる、いわゆるカタログ撮影ではないため、回転台などは簡易的なもので済ませようと思いました。

マネキンのお立ち台である回転台には、加工に手間がかかる板材などは用いず、段ボールにて制作しました。180㎝X90㎝サイズ、一般的な5mm厚の板状段ボールを2枚購入しました。

それぞれ90cm角にカットして、2枚ずつ張り合わせ、4枚の10mm厚素材にしました。

うち2枚は、半径45cmの円にカットしました。細くカットしたボール紙に45cm間隔の2つのピンホールを開け、段ボールの中心にプシュピンで固定。もう一つの穴にはシャープのペン先を入れ、コンパスにして円を描きました。

描いた円に沿ってカットしました。これが回転部分になります。

残った2枚の90cm角は土台にします。土台に回転部分をそのまま載せてしまうと、手掛かりがなく、回転台を回すのが難しくなるため、円盤をつかみやすくするために土台側に円弧状の切り欠きを設けました。

円盤をカットした残りの部分の形を整え、土台の四隅に貼り付けました。こうすることで、円盤を載せるだけで回転させることができます。

円盤に10度角のラインを引きます。小さな分度器では精度が出ないため、A4用紙に10度角のラインをプリントアウトし、それをスケールとして用いました。

引いた36本のラインに0から350までの36枚のラベルを貼り付けた状態です。

照明

照明や背景布などの基本部品がセットされているチャイナ製の安価なキットを購入しました。プロ用機材のコピー品らしきもので、アマチュア用に品質を落として安価で販売しているものです。

かなりやわな製品で、プロがスタジオで使うのは難しいかも知れませんが、個人が自宅で使う分には丁寧に扱うことである程度は使えると思います。

接合部分がプラ製なので加減がわからず、びくびくしながら固定ネジを締め付けています。

背景

セットに含まれていた背景用の布材をしばらく暫定的に使用したいと思います。白、黒、グリーンの三色がありますが、当面は白を用いたいと思います。

布の問題はやはりシワが目に付くことでしょうか。写真を参考にされる方は基本的に衣類の形状やシワに着目するため、実際のところは背景はさほど気にしないでしょう。

ただ、ゆくゆくは、背景の壁に白もしくはグレーの壁紙を貼れればと考えています。

撮影例

完成時のイラストをイメージしながらアングルを探しています。

片側だけからのスポット照明ではコントラストが強めに出てしまいますが、何といっても形はつかみやすいと思います。イラスト制作時に陰影を施す場合には、この方がわかりやすいかも知れません。

ある程度撮影しましたら、実際にイラスト化して使い勝手を確認してみたいと思います。

今回用いた製品、機材

今回用いた製品や機材となります。

フレキシブルマネキンは、Amazonでも購入できるようです。

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