POPToysボディへのオビツヘッドのとりつけ方2例

ドールヘッド
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異なるアクションドールメーカーのパーツを組み合わせる場合の問題点

同じ1/6サイズのアクションドールでも、メーカーごとにそのサイズは微妙に異なります。 ​異なるのはサイズだけではなく、パーツどうしの接続方法や形状にもメーカーによって固有の方法が用いられています。

着物・和服女子ドールを作るにあたり、POPToys女子ボディに、オビツ女子ヘッドを取りつけることにしました。理由のひとつはコストです。

異なる取り付け機構を持つ2つのパーツを接続するため、どちらか、あるいは両方を加工しなくてはなりません。

今回は、オビツヘッド側に加工を施し、それなりに取りつけることができました。その様子をご紹介します。

POPToysのヘッド取り付け部

POPToysのボディ側のヘッド取り付け部分は、このような形状をしています。

ヘッドへの取り付け部が球状になっているのはPOPToysだけではありません。JBLeagueやPhisenなどの主に海外メーカーに多く、残念ながら正確な寸法までは調べ切れていませんが、見た感じほぼほぼ同程度のサイズに見えます。

POPToysについては、現物を測定しましたので、おおよその寸法を以下に示します。(単位はmm)

オビツヘッドの取り付け部

オビツヘッドのボディへの取り付け部分です。

おおよその寸法、推測した形状は以下のようになります。Aはヘッド全体、Bは、取り付け部分の詳細です。単位はmmです。

加工方法検討(その1)

ボディ側を加工するか、ヘッド側を加工するかについては、少々悩みました。ボディ側の取り付け部分の素材はプラスチックで、どちらかというと加工しやすいものです。

それに対してヘッドの素材は塩ビ(PVC)です。柔らかい素材は、削りが難しく、カットしても変形しやすいため、精度の良い加工が容易ではありません。

ですが、ヘッドの方が安価で交換しやすいことから、ヘッド側を加工することとしました。

ヘッド側の断面に、カット線を入れてみました。図Bの赤い線が、計画したカットのラインで、青はボディ側の取り付け部分の球の位置を示しています。

実際の加工

まずは、加工に用いたツールです。オルファ・アートナイフ10BSというものです。刃先は10mmほどですが、今回の作業にはやや短いと感じました。

できれば刃先が20mmほどの細工用のデザイナーズナイフなどがより作業しやすいと思います。

試行においては、頭頂部が外れるタイプのヘッドを加工しましたが、本番では植毛済みのヘッドを使う予定です。そうなると、内側が全く見えない状態になります。

そのため、作業は基本的にすべて外側から行いました。

内側からは、確認のみとしました。おおよそ想定通りに加工されていることがわかります。

入口の穴寸法も約5mmほどで、ボディ側の軸径と一致します。

取りつけ

実際に取りつけた様子です。予想どおりの状態になりました。

気になった点があるとすれば、入口がΦ5mmと狭いため、約Φ8.5mmの球を押し込むのにかなり力をかけなくてはならなかったことです。柔らかなビニール素材に力がかかってしまうと、多かれ少なかれ変形は免れません。

この際、問題になるのはメイクアップへの影響です。せっかくヘッドにメイクを施しても、取り付け時の変形で、メイクが落ちてしまっては元も子もありません。

変形の程度によっては、入口の径をもう少し拡大した方がよいかも知れません。

首とヘッドのスキマもなく、ピッタリです。首がかなり太いのがわかります。

前から見た状態です。

加工方法検討(その2)

もう一例として、ヘッドの販売業者さんが、海外メーカーのボディに取りつける方法を掲載していましたのでご紹介します。ヘッドがオビツかどうかは不明ですが、類似のタイプのものです。

ヘッド取り付け部は、POPToys、JBLeague、Phisenなどの径8ミリ前後の球状のものを対象にしています。

ヘッド側の径4~5mm程度の小さな取付穴を、ハサミで顔の前側に数mmカットします。

実際に自分で確認したわけではなく、掲載されていた内容をそのままお伝えする点、ご了承ください。

この方法であれば比較的楽に加工できることに加え、ヘッドを大きく変形させる要素が少ないので、メイク後でも対応できます。

また、多少緩くはなるかも知れませんが、オビツボディーにもそのまま取り付けられますし、ドルフィーのボディーにも対応できます。

取り付けに大きな問題がないのであれば、大きく削り取るよりも、よりよい方法と思われます。

今手がけているヘッドメイクが完了しましたら、実際に確認してみたいと思います。

まとめ

POPToysの製品説明には、オビツヘッドへの対応がうたわれています。ただ、それはあくまでも外から見た寸法上のことであり、取り付け部の機構についてのものではありません。

そもそもカスタマイズする際、誰がどのメーカーのどんなヘッドをつけるかなど、ボディメーカー側でまんべんなく想定できるはずもありません。

この記事では、加工の状態が見てわかるように、頭頂部が外れるタイプのヘッドに加工を施しました。ですが、すべてのオビツヘッドの断面形状がこのパーツと同じかどうかもわかりません。

ご紹介した事例はあくまでもトライアルであり、よりよい方法を見つけるためのたたき台として参考にしていただければ幸いです。

今回使用したのは、以下のツールになります。

次のような、刃先の長いタイプの方が作業はやりやすいと思います。

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