着物(留袖、単衣)を着たマネキンの全身ポーズです。着物回転ポーズ01立位は、両腕を両側に下げた自然な立ち姿勢です。
着物回転ポーズ01立位(水平)は、カメラ高を約110㎝にて撮影した10度ステップ、360度の回転イメージです。カメラアングルは俯瞰10度程度です。
このページの写真は、写真のままで加工、あるいはトレースやデッサンなどに自由にお使いください
着物回転ポーズ01立位(水平)
解説
一週間ほどかけて、着物の着付けについて学び、コーリンベルトなどの着付け小道具を揃えました。
撮影に当たりあらためて全体を見たところ、細かなシワが気になり再度アイロンがけを施しました。何度目かの着付けになってしまいましたが、何度やってもおはしょりをきれいに揃えるのが容易ではありません。
また、呉服屋サイトの着付けモデルが着用している着物の雰囲気と微妙に異なるものを感じました。
呉服屋サイトで見られる着付けプロセス紹介ページの着物の素材は恐らく正絹でしょう。とても柔らかな素材に見えます。この着物も偽物というわけではありませんが、布地がポリというだけで、やはり硬いイメージがあります。見る人が見たら一瞬で安物と見抜いてしまうでしょう。
イラストの参照にする場合は、あくまでもシワに着目していただき、意識して柔らかな素材の質感が出るよう創作していただきたいと思います。シワについてはやや硬めのポリの方がくっきりと出ます。
また、マネキンは非常にか細いため、脇の部分にどうしても布地がたまりやすく、そこに不自然なシワができてしまいます。ネットにある着物姿のモデルさんの写真などを合わせてチェックしていただき、調整していただきたいと思います。
今回の撮影では帯の結びはつけていません。帯の結び方は非常に多く、着物と浴衣で異なりますし、留袖と振袖でも異なります。マネキンが着用しているのはワンタッチ帯という簡易的な帯で、結びもワンタッチで取り付けられるタイプのものがついてきました。ただ、結びについては毎回毎回取り付ける必要はないだろうと判断しました。むしろどんな帯でも描けるよう、素の状態でいいのではないかと考えました。
ただ、帯の結びはかなり複雑です。1種類でもいいからマルチアングルの帯も見たいという要求があるかも知れません。なので、基本ポーズを撮影したのち、帯ありの写真も一通り撮影しようと思います。