クリスタアニメ制作用オリジナル3Dモデルの使い方

アニメーション
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クリップスタジオペイントは、作業データファイルを配布する場合、3Dモデルを添付してはいけないようです。

そのため、本サイトでは、制作したアニメーション用の基本動作テンプレを、アニメーションGIFやイメージデータの形で説明用資料として配布しています。

こうしたイメージデータの場合、当然ながらアングル変更などのカスタマイズができません。カスタマイズ可能なポーズデータでのご提供という方法もありますが、ポーズデータの場合、空間内を移動するモデルの動きが再現できず、この方法もまた痛しかゆしというところです。

以上のような数多くの不都合があるため、アニメーション制作に特化したオリジナル3Dモデルを新たに作成してみました。

「b01女性の歩き」を例に、3Dモデルおよびテンプレートの使い方について説明させていただきます。

※ ソフトウェア:Clipstudio Paint EX Ver2.0.6 Mac版 
※ このモデルおよび基準フレームはロイヤリティフリーといたします。

1 概要

「b01女性の歩き」は、クリスタ用に個人で作成したオリジナル3Dモデルを用いて、24fps、3コマ撮り8セル構成で女性の歩きを表現したフレームバイフレーム方式のループアニメーションテンプレートです。

モデルを囲んでいる枠は位置決めのための「基準フレーム」です。

この基準フレームを選択の上、セルごとにカメラアングルを指定することで、求めるアングルのループアニメテンプレートが得られます。(詳細説明は以下)(また、下のAnimated Gifもご自由にお使いください)

b01-flh
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b01-l
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2 データ構成

データは、以下のような構成です。

2-1 セル

セル数は8枚です。1から順に8まで通し番号をつけています。

2-2 3Dデータ

各セル内の3Dデータは以下のような構成です。

3Dモデル「doll231127bl-3」に加えて、sqr(スクエア)名の基準フレームを3Dモデルと同じ空間に配置しています。

3 アングルの変更

3-1 プリセットアングルを使ったアングルの変更

配布データのデフォルトアングルは「左斜め俯瞰」です。

アングルを切り換える場合は、セルごとに、基準フレーム「sqr」を選択した上で、カメラのプリセットアングルを選択します。

赤枠の上が、水平、赤枠下が俯瞰です。赤枠以外を選んでも、赤枠の表示と変わらない場合があります。

今見ているセルで、基準フレームが選択されているかどうかは、ツールプロパティ[オブジェクト]のモデルの表示を確認します。このボックスが「sqr」となっていれば、基準フレームが選択されている状態です。

もし、この表示が「sqr」になっていない場合は、ボックス右端の▽をクリックし、要素を表示させて「sqr」を選びます。また、空間内の基準フレームをクリックすることでも「sqr」が選択できます。

3-2 3Dモデルが選択された状態でカメラアングルを変更した場合

もし、うっかり3Dモデルを選んでプリセットアングルを指定した場合、基準枠を選んでもう一度プリセットアングルを指定すればOKです

基準フレームではなく、3Dモデルを選択した状態で、カメラプリセットを選んだ場合、特に3DモデルのY軸方向(上下方向)がずれてしまうことがあります

プリセットアングルは、3Dモデルの中心(腰のブロックの中心)を画面の中心に強制的に移動させたり、モデルのサイズに合わせて自動でズームする仕様になっています

3Dモデルは、コマ毎にポーズが変化します。そのため、3Dモデルを選択した状態でプリセット設定した場合、コマ毎に3Dモデルの位置やサイズが変化してしまう場合があります。

このようにカメラが勝手に移動したりズームしたりしないよう、すべてのコマで同形、同サイズの基準フレームに対してプリセットアングルを指定します。

3-3 アングル決定後の基準フレームの表示、非表示

作画を行う際にこの基準フレームが邪魔な場合、各セル内の「sqr」の左にある「目」のマークをクリックし非表示にします。

別のアングルを選択する場合は改めて表示・選択の上、変更します。

4 3Dモデル紹介

4-1 人体モデル

3D人体モデルは、以下のようなスケッチを元にメタセコイアで制作し、クリップスタジオモデラーでボーンを設定したオリジナルキャラです。

  • 基本寸法:女性のサイズをベースに、身長約160センチ、大体6頭身 脚の付け根がほぼ身長の中心
  • 目は円形、サイズは、頭長の6分の1、目と目の間の距離は目の幅、目の上端が頭部中間点
  • ローポリ(陰影をつけると気持ちの悪い表示になる場合があります)
  • 作画のガイドになるよう関節部分に色を入れています。
  • モデルを横向きで作画した際に左右の手足がわかりやすいよう、腕と脚部の内側に色を入れています。
  • クリスタの3Dモデルに準拠していますので、3Dモデル同様に形やサイズを変えることはできますが、とんでもない形状になる可能性があります。関節を動かすことは全く想定しておらず、結果は保証できません。
  • 予告なく仕様を変更します。
4-2 基準フレーム

基準フレームは、Blenderで作成した2M四方、フレーム断面が1cm角の立方体形のワイヤーフレームです。

「b01女性の歩き」においては、縦方向(Y軸)は2Mのまま、横(X軸)と奥行き(Z軸)方向を50%(=1M)にサイズ変更しています。

この基準フレームのサイズを変更した上で、カメラプリセットを指定すると人体モデルの位置やサイズが変化します。(どのような規則で変化するかは不明です。やってみないとわかりません)

5 3Dモデルと基準フレームの取り扱い

3Dモデルと基準フレームは、それぞれ単独に自由にお使いいただいて構いません。

あくまでもアニメーションの下書き用、テンプレート用としてのみ作成していますので、それ以外の用途についてはご自身の責任と判断でお使いください。

6 応用

オリジナルモデルではなく、クリスタ付属の3Dモデルにポーズを適用したい場合は、各ポーズを登録し、クリスタの3Dモデルに適用することで、ポーズの移植は原理的にできると思います。ただし、実際に試していないため、ここでは可能性だけに触れておきます。ご自身の判断でお試しください。

テンプレートのサイズや位置を変更したり、また、プリセットにないアングル(例えばあおりなど)を作成することもできますが、別の機会に説明させていただきたいと思います。

7 ダウンロードデータ

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