パーカーを着たマネキンによる動的ポーズです。パーカー回転ポーズpk29は、上半身を前傾しながら、両腕を上げたポーズです。
パーカー回転ポーズpk29-20(ふかん20度)は、20度のハイアングルから撮影した5度ステップ、360度の回転イメージです。
このページの写真は、写真のままで加工、あるいはトレースやデッサンなどに自由にお使いください
パーカー回転ポーズpk29-20(ふかん20度)
解説
両腕を肩よりも高い位置に上げると、肩甲骨全体が持ち上がることで、肩の位置が数センチほども上昇します。マネキンの場合、腕の付け根が固定されていることで、このような複雑な変形はかないません。
そこで、この問題を少なからず克服しようと、カスタムタイプの肩~腕パッドを作成し、今回マネキンにとりつけてみました。
カスタム品と言っても、大したものではありません。素材は、水道管の凍結防止用のウレタンフォームです。この素材は、サイズの異なる円筒形のものが、2メートル単位で販売されており、値段もサイズによって100円から300円ほどと非常に安価です。
加工性は抜群で、ハサミでもカッターでも簡単に切ることができます。適度な弾力性がありながら元の形をきちんと保てます。粘土のように自在に変形はしないものの軽く柔らかです。
このポーズでは、この素材を首の付け根から上腕までを囲うように取り付け、カラダのラインを補正しています。
しかしながら、写真を見る限りはもっと派手に細工した方がいいようです。実際に自分自身で腕を上げてみると、両肩が耳に付くぐらい持ち上がります。
このポーズ以外にも、いくつかのポーズで試してみましたが、どうもこのパッド方式では限界があることがわかりました。最も有効と思えたのは、肩の接合部を外し、腕全体を持ち上げることです。ただ、この場合は、腕とカラダをつなぐものがなくなってしまい、場合によっては少々気持ちの悪い形になりかねません。
外した腕とカラダをつなぐアタッチメントのようなものがあればと思うのですが、そんなものがあるわけはなく、無い知恵を絞って作らざるを得ないようです。