着物(留袖、単衣)を着たマネキンの全身ポーズです。着物回転ポーズ05立位は、両手をお腹の前で合わせたポーズです。
着物回転ポーズ05立位(水平)は、カメラ高を約120㎝にて撮影した10度ステップ、360度の回転イメージです。カメラアングルは俯瞰約10度です。
このページの写真は、写真のままで加工、あるいはトレースやデッサンなどに自由にお使いください
着物回転ポーズ05立位(水平)
解説
このポーズの撮影では、左右のたもとの長さの違いがやけに気になりました。
もちろん着物そのものの仕立てが左右で大きく異なっているわけではありませんので、あくまでも着付けの段階で少なからずずれてしまったせいです。
着付けの際にはできるだけ左右のずれをなくため、要所要所で確かめながらプロセスを進めます。基本は背中の縫い目を中心にもってくることです。いわゆる正中線ですね。これは写真を見ればわかるように、真後ろからの写真では正中線はぴったり合っています。
左右のずれは、帯締めの際、脇にたまったシワをどのように寄せたかで差が生じてしまったのでしょう。これを手直しするには、着付けをやり直すしかありません。ほんの数プロセス戻ればいいのかも知れませんが、それはそれで面倒なものです。
そもそもシワの寄せ方など、成り行きな気がします。呉服屋さんの着付けプロセスにも、その辺のやり方には触れられていません。
着物の着付けに限らず、人手で行うほとんどの作業には、経験や慣れなどによるノウハウが必ずあります。シワを、左右バランスよく、そしてどのようにきれいに寄せてまとめるかもまた、そうしたノウハウのひとつなのかも知れません。