教科書「ゼロからわかるマンガの作り方」に沿って描いた本文8ページ習作です。画像をクリックすると拡大表示(ページめくりの<>が左右に表示されます)できます。
8ページにおける表現のエッセンス
「ゼロからわかるマンガの作り方」にある8ページ物制作のツボは以下のようなものです。この教えに忠実に従って表現することを試みました。
基本の基本(2、8ページ共通)、心構え
- 最初の3作で基礎作り
- 自分のクオリティに対して鈍感になる(プロと比べて拙(つたな)いのは当たり前で、低いクオリティに失望しないこと)(クオリティは16ページ物以降)
- 描くスピードが遅いために作品に飽きてしまいやすい
- 目標を挫折しないで完成させる(描き切る)こととする(上の項目2と3は挫折の原因になりやすい)
- これを描けば絶対に人に負けないという自分の個性を見つける
8ページの基本
- 2ページマンガ同様に複雑なストーリーを持たない
- 2ページマンガと同じ構造=見せたい場面が一つあるワンシチュエーションコント(ショートコントが参考になるそう)
- 2ページに比べて描ける量が多いので、ネタ選びに工夫が必要
- ネタの基本は、「自分が面白いと思えるかどうか」
- 構成は起承転結が無難。見せたい場面を7ページに置き、全体のバランスを考える
まとめ
今までに2ページものを何作か描いてみました。
2ページはコマ数としては8コマから12コマ程度で、4コママンガと同じで落ちを目指して描き進めればなんとなく描けました。
読み手が読んで面白いかどうかはさておき、「落ち」さえ用意できれば、描く分には描きやすいものです。
それに対して、8ページではストーリーを大きく膨らませることができ、4コマや2ページとは別物と感じました。
こんな場合、教科書やガイダンスなど、何らかの指標や基準がないとフラフラとわけのわからない方向に進みがちです。例にもれず、最初の段階で教科書をしっかりと読まず・理解せずに描き始めてしまいました。結局ダラダラと12ページ以上描てから「何かがおかしい」と感じ、教科書を改めて読み直しまいた。
ダラダラ描いた作品は、世界観的に24ページや32ページなどの長いストーリーに向いた内容だったようです。8ページでまとめるには8ページ向けの世界やまとめ方があることを改めて認識しました。
今のところ、漫画については、この本オンリーで練習しています。
リンク