27cmドール用の衣装として、Amazonさんから着物+袴セットを購入しました。
Amazonの商品紹介ページの写真を見る限り、とてもリアルでいい製品に見えます。値段もなかなかいいのですが、実際に入手したものは、侍用は侍用でも、素浪人や野盗でも着ているようなヨレヨレの品物でした。
元々そうしたコンセプトなんじゃないの、と思われるかも知れません。であれば、裃(かみしも)がついているのがとても不自然に感じられます。裃はフォーマルな場面で着用するものという認識です。
アイロンをかけ、キチンと折り目さえつければフォーマルっぽさが出るかも知れない。そう思い、アイロンをかけてみました。
アイロンがけした着物と袴
アイロンがけした後の着物、長じゅばん、袴の状態を写真で順にご紹介します。
肝心のアイロンがけのテクニックですが、決して上手ではありません。そこのところはご理解の程。
着物
まずは着物。アイロンをかけた結果、かえってアラが目立ってしまったかも知れません。
縫い付け方が成り行き任せなのか、縁は曲がり縫い目部分はシワだらけです。かなり薄い生地を使っているせいもあるかも知れません。
生地が薄ければマクロ撮影でかなりリアルに見えます。これはこれで止むを得ないのかも知れません。


長じゅばん
こちらは長じゅばんです。着物に比べると構造がシンプンなせいか、シワも少なめです。


袴
そして袴です。購入時の袴は折り目がほとんどありませんでした。また、本来あるべできはない折り目がついている部分もありました。今回洗濯を施し、作りに合わせた素直な折り目をつけてみました。
こうして見ると、全体の形がベル型です。本来は、このような複雑な形ではないはずです。逆に何をどうすればこのような形になってしまうのか、と思いました。
袴の左右の切れ目が、下から3cmほどのところにあります。股が開きにくく、「馬乗り」用としてはどうかと思うのですが、この部分については参考になります。
着付け、作りの上で無理がなく、前後の襞もまとまりやすく、ミニチュア袴としてこれはこれでありかな、と思いました。(前後に大きく開くので、ドールが多少大きくても小さくても袴の形状に大きな影響を与えにくいと思われます)


購入時の状態
袴を例にすると、購入時はこんな状態でした。Amazonさんの商品ページの写真とはちょっと違うような・・・。
一部の襞は残っているものの、途中から折り目がなくなり、元々どのような折り目なのかが全くわかりませんでした。また、脛(すね)の左右が内側に折られており、果たしてこれが正しい折り目なのかどうかその時は全くわかりませんでした。

今回アイロンがけをして、元々の形状や、作りの上でのいいところ、おかしなところがよくわかりました。
今後着物類を作るうえで、大いに参考にさせていただこうかなと思っています。
関連リンク
Amazonさんの製品ページになります。ご参考まで。
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