着物・和服ポーズドール、撮影用お立ち台の制作

着物・和服ポーズ

今回は、着物・和服ポーズドールの撮影用お立ち台を作ります。

イラスト制作にとっては、同じ衣装の写真でもより多くのポーズとアングルがあるのが理想です。

イラスト制作の際には、できるだけ多くの写真素材を参照しています。衣装の形状やそのシワの状態などを確認するわけですが、写真の中の対象物のアングルは非常に重要です。極端な話、背中側を描きたいのに、正面からの写真しかなければ、正面のイメージを元に想像で描くしかありません。

今回はトライアルということで、マール社の発行しているぐるぐるポーズカタログを参考にして、アングルを決めました。

この書籍(+DVD)では、一つのポーズに対して、縦方向に正面、俯瞰、あおりの3種類、そして、横方向に22.5度ステップで15アングルから撮影しています。つまり1ポーズあたり45点の写真ができるわけです。

書籍の場合はモデルを雇って撮影しているため、時間(と予算)は限られていたことでしょう。それに対して、6分の1ドールの場合は、時間的、予算的な制限はほとんどありません。そもそも商業行為ではないので、比べても仕方がありませんが。

反面、低品質は免れません。本物の衣装に比べ、ミニチュアの衣装は明らかに「おもちゃ」に見えます。

低品質を100%高品質に変えることは難しいのですが、ドールのメリットである時間がかけられる点を大いに生かし、より多くのポーズとアングルを追求する方向に進めたいと思います。

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制作プロセス

ドールの横方向の回転における最小ステップを10度とし、10度を刻んだ角度表示シートを作りました。

より細かいアングルでということであれば5度ステップも考えられます。10度だと一回転で撮影枚数は35枚ですが、5度だと71枚にもなります。71枚の写真となると、とてつもない労力になってしまいます。

どこまで小さな角度があれば理想的かは今後の課題です。

回転部分の表示

回転部はΦ25㎝の円盤としました。2.5㎜厚のMDF材に、プリントアウトした角度表示シートを貼り付けていきます。

角度表示シートは、A4サイズのコピー紙2枚に分けてプリントアウトし、中央で位置を合わせることにしました。

角度表示シートの接着

シートの貼り付けには、木工用ボンドを使いました。ボンドは水に溶いてハケ塗りにします。

まず、適当な量のボンドを容器に出します。

次に、ボンドと同量の水を加えかき混ぜます。(水は少な目でも構いません。どれくらい薄く延ばすか次第です)

かなりサラサラです。

このノリを、角度表示シートではなく、MDF材側に刷毛で伸ばすように塗ります

※ここは重要です。この方法は本の作り方の基本なのですが、あまり一般的ではありません。苦手な場合や短時間で行う場合は、印刷用の粘着シートを使ってはどうかと思います。

ノリが一様に塗れたら表示シートを置き、ウェスか柔らかい布様のもので板に密着させます。この際、コピー紙を一枚上に置き、その上からこすれば表示シートは傷になりにくいと思います。

シートがノリの水分を含んでたるみができてしまいますが、そのたるみがなくなるまでウェスで伸ばし続けます。(途中で止めてしまうと、たるんだ状態のままノリが乾いてしまいます)

紙の中央から外側に回転させながらこするとシワになりにくいと感じました。

2枚目のシートを1枚目と位置を合わせて貼り付け密着させます。シワのないことを確認し、捨て紙一枚を敷き、その上に板と重しを乗せ、乾くまで放置します。

2,3時間後、板と重しを取り去ります。捨て紙が水分を吸ってシワになってしまっています。

捨て紙をめくると、しっかりと張り付けられた表示シートが現れます。

円盤のカット

続いて、円盤をカットします。

カットには、写真のようなサークルカッターを用いました。このサークルカッターだけで2.5㎜の板を完全に切り離すのは難しいため、ある程度の深さで止めます。

そこから先は、普通のカッターを使って、切り込んでいきます。

円に沿って何周かしたところで、円盤がスポッと抜けます。

回転台基礎

回転台の基礎部分は、6㎜厚のMDF材にしました。30㎝角の板の中心出しをします。

円盤の中心穴

円盤の中心には、木ネジ用の穴を開けます。

中心合わせと固定

円盤の中心と基礎の中心を合わせます。

中心に木ネジをねじ込みます。使った木ネジは2.5㎜で、ドライバーは1番です。

皿ネジの頭が気にならない程度のところまでねじ込みました。

さほど丁寧には作っていません。あくまでもお試し用ですね。

どんなポーズをさせるかなどはこれから検討するつもりなので、このジグで十分かどうかすらまだわかりません。

ポーズ+撮影トライアル

お立ち台ができたところで、さっそくトライアル撮影を行いました。

今回のポーズとアングルはこちらです。上方約30度からの俯瞰です。

10度ステップで撮影した連続写真を、Animated GIF形式で出力したものです。

まとめ

こんなものを作る人、作りたい人は、まあ私くらいのものかも知れません。何かに応用できるようでした是非ご利用ください。

さて、肝心の写真です。トライアルとは言え、イラストの参考イメージとしては、そこそこ使えそうに感じました。

撮ってみて初めて、撮影の難しさがわかりました。一眼のオートモードでは全く期待する品質のイメージが得られず、コンデジでの撮影も試しました。

まだまだ解決しなくてはならない問題は多いものの、ひとつずつ解決していき、使えるデータにしようと思います。

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