今回は、「草」のアイコンを作ってみようと思います。
制作プロセス
制作にあたり今回は教科書を使ってみました。デジタルイラストの「背景」描き方事典というテキストで、この中で説明されている「草」の描き方に関するプロセスに従って描いていきます。
最初は、テキストのとおりの形状を何度か試し描きしてみました。ある程度描き慣れると、最初は難しいと感じていたサンプルが何となく物足らなく感じられるようになります。
その段階で、自分なりにアレンジを試みます。
ツール
アプリには、クリップスタジオペイント(以下クリスタ)を用いました。
クリスタの基本ツールのひとつである水彩筆で描きこんでいきます。水彩筆には、はっきりした「入り抜き」を設定しておきます。
「入り抜き」とは、ブラシの一回のストロークの最初と最後で、例えば筆圧に応じて筆の幅を変化させることです。そうすることで、自動的に筆で描いたような自然な線の幅の変化が得られるというものです。
今回の設定は、入り抜き共長さを100px、筆の最低幅を0にしています。
基本形状
テキストに従って描いた最初の2ストロークです。下から上に向かってペンを走らせました。

葉っぱの追加
さらにストロークを追加します。幅や、長さ、方向をできるだけランダムに感じられるようレイアウトします。

葉っぱの追加2
二株目の葉っぱを追加します。

自分なりのアレンジ
テキストの「草」は、おおよそ上のようなイラストですが、少々寂しいので、何枚か葉っぱを追加します。

根本の部分に茎を追加
テキストにはない部分ですが、根本に茎を描き足しました。

影の追加
影を追加し、立体感を強めました。ハイライトは不要と判断しました。「草」はこれで完成です。

草・カラー絵文字アイコン・データ
472ドット角にレイアウトしたアイコンデータです。ご利用ください。
カラー絵文字アイコン・ダウンロードページからもダウンロードできます。
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