DREMEL 2050 ペン型ミニルーター”フィーノ”のご紹介

着物・和服ポーズ

和装ドールのカスタマイズ用にミニルーターを購入しました。DREMELの”フィーノ”というペン型ミニルーターです。

製品の特徴や購入に当たって検討した点などをご紹介します。

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DREMEL 2050 ペン型ミニルーター”フィーノ”の特徴

”フィーノ” は、ペン型のミニルーターです。一般に彫刻機と呼ばれているツールです。

最初に、実際に使ってみて感じた”フィーノ”の特徴を箇条書きにしてみました。

長所

  • 本体が軽く、手が疲れない(約100g)
  • 手になじむサイズ
  • 使用時間に制限がない
  • 本体が熱くならない
  • 標準のチャックは、Φ0.8~3.2㎜の軸が装着できる
  • 無段変速ができ、慣れない作業なら低速から始められる
  • 低速だと音が静か。電気シェーバーレベル

短所

  • パワーが小さい
  • ワークステーションなどのルーター用アタッチメントが一切使えない
  • 場合によっては、シャフトロックボタンとオンオフスイッチを押し間違えやすい

DREMELについて

この製品のメーカーであるDREMELは、1932年から米国にて事業を始めた電動工具メーカーのひとつです。その後ヨーロッパに進出し、1993年にボッシュ株式会社の傘下に入りました。

DIYをされる方であればご存じのとおり、電動工具ブランドとしてボッシュの名を知らない人は少ないでしょう。DREMELもまたボッシュ同様それなりに歴史のある会社だったようです。今現在は、ボッシュの電動工具部門の一ブランドに位置付けられています。

DREMELの日本での知名度はさておき、製品の信頼性は決して低くはないと思います。

なぜ”フィーノ”を選んだか

日本のミニルーターはプロクソン一色

日本のミニルーターの世界はプロクソン一色な気がします。近隣のホームセンターでも、ガラス張りのミニルーターの商品棚に並んでいるのはプロクソンのみです。

プロクソンのルーターは、それなりにパワーがあるせいか長時間使っていると熱を帯びるようです。そのため、多くの製品に使用時間15分という制限があります。また、パワーがあるということは、強力なモーターを使っているということでもあります。パワーに連動して重量も増加するはずです。

私なりに調べたプロクソンの特徴は以下のようにまとめられます。

  • 日本では人気が高い
  • 値段が高い
  • パワーがあるが重く、使っているうちに熱が発生する

私の場合、用途がミニチュアの加工、制作のみであることから、プロクソンは、「使い勝手が必ずしもいいわけではないのに、オーバースペックで値段が高い」製品に感じられました。

中古品の出物も少なく、数が少ないだけに中古価格も比較的高額です。プロクソンへのあこがれはあるものの、同じ数千円を出すなら、納得できるものが使いたいと思い、購入に当たっては競合製品も含めて広く情報収集しました。

ミニルーターのコンセプトは二つに分けられる

ミニルーターの中には、アタッチメントをつけることでボール盤や丸のこに変身できる機種もあります。そうした拡張性もまた魅力的ですが、当然専用のアタッチメントが必要になります。このアタッチメントが結構よい値段がするのです。

また、高い拡張性があり、様々な作業をこなすには、モーターもまたそれなりに大きなパワーのあるものが必要になります。そうなると必然的にサイズ、重量、発熱の問題が生じます。

以上から、ミニルーターのコンセプトは次のように二つに分けられると思います。

  1. 拡張性は乏しいものの、手作業による使い勝手のよさに特化したモデル
  2. それなりにパワーがあり、アタッチメントを使い様々な作業が行えるモデル

今回ミニルーターに求めたのは、「拡張性」以上に「細かな細工がやりやすいツール」でした。

結果として、軽く、小さく、手になじみ、自在に扱え、しかも時間を忘れて作業に集中できる”フィーノ”が選ばれました。

DREMEL フィーノ特設サイト

メーカーサイト内、フィーノの特設サイトです。私の使い方とは異なり、彫刻機本来の使い方がたっぷりと紹介されています。

製品カタログは、こちらです。(PDFにリンクしています)

手作業では難しい高精度細工をどうするか

フィーノには、専用のアタッチメントはなく、基本的に機能拡張はできません。しかし、ミニチュアの加工であっても、手では行えないような高精度な細工を施したい場合は少なからずあります。

切断

真直ぐにカットするだけの切断については、のこぎりで十分対応可能と考えました。素材がMDFであれば、アサリのない細工用ののこぎりでも抵抗は少なく、ガイドをきちんと取り付けることで高精度の切断が可能です。多少の凹凸は、ヤスリやドレッサーで対処できます。

小径の穴あけ

また、Φ1~2㎜程度の穴あけ作業であれば、”フィーノ”でも、どうにかこうにか、対処できることがわかりました。

垂直精度の高い穴加工

ただし、対象に対し、垂直を維持しながら高い精度で穴あけ作業を行うには、ボール盤が必要になります。

今のところ、ボール盤を使わなくてはならないような高精度な穴あけ事例は発生していませんが、この課題については現時点で解決できていません。超ミニタイプの安価なボール盤が販売されることを期待しています。

DREMEL 2050 ペン型ミニルーター”フィーノ”を観察してみる

では、実際の”フィーノ”を見てみましょう。

セット一式

セット内容物一式です。

アクセサリ

アクセサリ一式です。

チャック

標準チャックを最も閉じた状態です。ほとんど0に近いところまで絞ることができます。

チャックの最大径です。スペック的にはΦ3.2㎜とのことです。

オンオフスイッチ

オンオフスイッチは、一度押すとON、もう一度押すとOFFを順に繰り返すトグルスイッチです。

シャフトロック

シャフトロックは、アクセサリ交換時にシャフトの回転を止め、チャックを開閉するためのボタンです。

オンオフスイッチのちょうど裏面にレイアウトされていることと、位置、形状がオンオフスイッチと似ていることから、押し間違いやすいと感じています。回転時に押してしまうと、故障してしまう可能性があり、注意が必要です。

ペンスタイルで使っている場合は問題ありません。ですが、たとえば、ドリルとして使うときには、グリップを握る形になり、本体の向きが変わってしまうことが考えられます。

あるいは、スイッチオンの状態で、持ち替えた場合にも注意しなくてはなりません。

速度調整ダイヤル

モーターの回転速度の調整ダイヤルには、1~5の番号がつけられています。数字はあくまでも目安であり、ダイヤルはスムーズに回り、速度は連続的に変化します。

低速から始めて、慣れたら速度を上げるという段階的な使い方ができることは、初心者にとってはもちろん、安全性の観点からも非常に重要と感じています。

グリップ

本体が小さいため、手になじむ形状とサイズが実現できています。指先の感覚で、細かな細工に対応できます。

パワー不足

小型で軽いことと熱が出ないことのトレードオフでしょう、モーターのパワーは決して大きくはありません。より大きなパワーが必要な場合は、上位の3000シリーズなどを選択肢に入れる必要があるでしょう。

「削る」、「磨く」という作業では、特に問題は感じられません。しかしドリル刃を装着しての「穴を開ける」作業では、パワー不足を実感しました。1㎜のドリルを取り付け、MDFへの穴あけを行いましたが、モーターの回転が途中で何度か止まりました。

径の小さい浅めの穴であれば少しずつ掘り進めることでどうにか加工はできます。しかし、穴のサイズがΦ3,4㎜だったり、深く掘り進めたりは難しいでしょう。

まだ試してはいませんが、回転刃を装着しての切断作業も相当苦労しそうです。

まとめ

DREMELのペン型ミニルーター”フィーノ”を入手し、MDF材に対してハイスピードカッターや、サンディングバンドを用い、その使い勝手やパワーを確認しました。

さすがに電動工具だけあって、たちまちのうちに切削できます。下手をすると削り過ぎてしまいそうになるため、マニュアルのヤスリやドレッサーなどを併用しながら作業しました。ツールに慣れるまではまだしばらく時間がかかりそうです。

今のところ、かなり大雑把な工作に使っていますが、将来、プラスチックや粘土素材のドールのヘッドなどを加工する場面も出てくるかも知れません。ちょっと楽しみです。

今回の記事が、(ミニ)ルーター選定の参考になれば幸いです。

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