イラスト素材メイキング(テーマ:トマト)

イラスト素材集

今回は、野菜アイコンを作ってみたいと思います。最初にトマトを選んでみました。

これまで作ってきたアイコンは、図形や文字などのシンプルなものでしたが、具体的な物となると、それなりに時間がかかることが想定されます。プロセス作りを兼ねて制作を進めてみます。

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描画アプリケーション

生物のような複雑な物を描く場合は、ラスターの方が明らかに有利です。ただし今回は、初めての生物ということで、ラスターとベクターを使い分けながら描き進めてみました。

結果から言えば、やはりラスター一本で描いた方が早いと思います。

また、描画アプリは、Affinity系ではなく、クリップスタジオペイント(以下クリスタ)一本に絞って作画した方が効率がいいと思います。

生物をアイコンにする場合に使用するアプリ
  • 影やハイライトを入れた立体的な作画の場合は、ラスターで描いた方が効率的
  • 使用するアプリケーションは、クリップスタジオペイントが有用

プロセス

今回トマトを選んだのは、以前クリスタを使って以下のようないくつかのトマトの絵を描いたことがあったからです。この中のひとつをアレンジしてアイコン化できないかと考えました。

アイコンには、このトマト(ミニトマト)を選びました。

外形線の描き直し

アイコン化するにあたり、アップルのカラー絵文字アイコンを再確認しました。さすがにラスターデータで作られている(PNGファイルが文字データに埋め込まれているようです)だけに、かなりリアルです。

以前描いたこの絵を仕上げることでアイコン化できそうです。最初に、実の部分とヘタの部分を分離して、実の部分の外形線を引きなおしました。

アイコンの場合、必ずしも外形線が必要ではありません。不要になった時点で、消すか、下塗りレイヤーに統合すればよいので、本当に不要と判断されるまでは残しておきたいと思います。

一旦、外形線を実の部分の下塗り色に近い色としました。デジ絵で色トレスを行うような感じでしょうか。

ヘタ部分の作画

ヘタの部分については、外形線を引きなおすと同時に、形やバランスも大きく見直しました。

ヘタの部分については、少し漫画チックな絵とするために、肉厚をつけることにしました。外形線をコピーして、少し下にずらして、厚みでできる側面を作ります。

ヘタの上側と下側に彩色し、外形線はヘタと同色に変更しました。次いで、ヘタでできる落ち影を実に描きこみます。

ヘタの上側に影を入れます。

ヘタ中央から突き出た柄の部分を描き足します。

へた部分同様に影をつけます。

ハイライトの追加

元の絵の実の部分には、ぼんやりとしたハイライトをつけていましたが、これをそのまま生かし、さらにもう一段強いハイライトを描き足しました。以上でアイコンの完成です。

外形線の有無について

以上のプロセスでは、基本的に外形線を描き、その内側を塗るという一般的なデジ絵のプロセスで描きました。最終的に外形線は塗り色になじませました。

特にヘタの部分は曲線が複雑です。一旦ベクターで外形線を引き、ベクターのノードを使って線を整理した方がきれいな絵になるように思います。

ただし、トマトの実の部分については、外形線、もしくは背景と実の境目をクリアにするための何らかの工夫が必要と感じました。トマトの実はかなりつやがあり、周囲からの光の照り返しがあります。そのため、実の周囲には間接光の照り返しをうっすらと入れています。

外形線がないと、白バックの場合など実の周囲がぼんやりしてしまう可能性があります。その対策として、実の下塗り色に近い色に外形線を彩色し、形状がクリアに見えるようにしました。

まとめ・・・「生物」のアイコン

従来のアイコンは、どちらかというとピクトグラムに近いシンプルな絵柄だったのですが、アップルのカラー絵文字に見られるように、ここのところ非常にリアルなアイコンが見られます。

イラスト描きとしては嬉しい面もありますが、一つのアイコンを作るのにどうしても時間がかかります。

今回はアップルのカラー絵文字に倣い、初めて「生物」のアイコンを作りました。従来から描いてきた素材や描き方をそのまま生かすことができ、類似の対象物に対して十分に応用できそうです。

トマト1個(472ドット角、PNG)ですが、どうぞご利用ください。ダウンロードページからもダウンロードできます。

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