Affinity Designerを使った簡単な絵文字風アイコンの作成【2】

絵文字風アイコン

Affinity Designerを使った簡単な絵文字風アイコンの作成その2では、Affinity Designerのエフェクトのひとつであるベベルを使った缶バッジ風の陰影を施したアイコンを作ります。

作成プロセス

前回作成したスマイルアイコンのデータからスタートします。

グラデーションの変更

アイコンの顔のレイヤーには、以下のようなグラデーションが施されています。このグラデーションの配色と方向を変更します。

配色については「黄色・緑」を「黄色・オレンジ」に変え、また、グラデーションの方向は上下方向に変更します。

配色については、「黄色・オレンジ」の組み合わせの方が自然に感じられること、そして、グラデーションについては、①陰影をより複雑に見せること、②処理を重ねることで陰影がボケないようにするための2点が変更の理由です。

グラデーションの2色をそれぞれ指定します。

ベベルエフェクト

スマイルアイコングループのレイヤー構造です。一番下層にある顔面のレイヤーを選択します。

エフェクトの「ベベル/エンボス」にチェックを入れるとデフォルトの値でベベルが処理が行われます。

ベベルエフェクトとは
  • ベベルとは、「面取り」処理のことです
  • 選んだ図形をキャンバスから見ている方向に押し出し、角を取ったイメージです(下図参照)
  • 立体的に見せるに当てる光の方向と角度(光源の高さ)は、詳細設定で変更できます

A:円を描きます B:円をキャンバスから押し出した状態を斜めから見たイメージです C:角に丸みをつけ(ベベル処理)、斜め上から光を当てたイメージです D:正面から見た光と影はこのように表現されます(ピロータイプ(※後で説明があります)の場合)

デフォルトの「半径」を50px程度に変更すると、以下のような缶バッジ風の処理が施されます。

不透明度を変えることで、左上側からの光と右下側からの影の強さが変わりますので、お好みで変更してください。

このベベル処理を行うとデフォルトでは左上の図形の範囲外に影ができてしまいます。地が白で見えないのですが、実は影だけでなく右下の範囲外にも光ができています。

この影の部分は本来透明であって欲しい部分です。この不要な影を消す方法には次のような2つの方法があります。

  1. レイヤーマスクでクリッピングする方法
  2. ベベルエフェクトタイプの変更

レイヤーマスクによるクリッピング

最初は、レイヤーマスクでクリッピングする方法です。まず、顔のレイヤーを複製します。

複製したレイヤーをスマイルアイコンのグループレイヤーの上に移動させます。

移動させたレイヤーのエフェクトを解除します。(エフェクトを解除すると名称の右にあるfxの文字が消えます)

スマイルアイコングループレイヤーをクリックして、グループレイヤーの上に配置したレイヤーの下に移動させます。移動先を示すブルーのバーが出てきますが、このバーの長さが短くなった状態でマウスボタンを離します。これで一番上のレイヤーでクリッピングされた状態になります。(一番上のレイヤーは単なるマスク・・・穴の開いた窓のようなもの・・・になります)

ベベルエフェクトタイプの変更

左上の影を消すもう一つの方法です。こちらの方が簡単です。

スマイルアイコンのベベル処理が施されている顔レイヤーを選択し、エフェクトーベベル/エンボスメニューの右にある歯車マークをクリックします。

すると、ベベル/エンボスについての詳細設定が出てきます。ここで着目するのは、一番上にあるタイプです。タイプは、デフォルトだと「ピロー」が選択されています。

タイプを「ピロー」から「内側」に変更します。

この処理で、顔の内側のみにエフェクトが施され、左上にあった影は消えます。

まとめ

Affinity Designerの基本機能を用いて、ちょっとリッチなアイコンを作ってみました。

リッチと言っても、普通にイラストを描いている人にとっては物足らないほどシンプルに見えることでしょう。さらに目にハイライトを入れ、ほほに赤みを入れたくなるかも知れません。

ラスターデータであれば、もっともっと複雑な思い通りの表現ができるのですが、ここではできる限りひとつのアプリで処理を行い、作ったパーツを横展開できるようにしておきたいと思います。

今回作ったデータは、フォトショップフォーマットデータでダウンロードできます。クリスタなどへはレイヤー名称や構造をキープしたまま取り込めます。

フリー絵文字風アイコン・ダウンロード

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