2021年6月時点で販売・配布されているお絵かきソフト(ペイント系)30種について、対応するプラットフォーム(ハードウェア、OS)について調べてみました。(ベクター描画を主体とするDRAW系は除きました)
2021年6月お絵かきソフト30種対応プラットフォーム一覧表
各ソフトウェアの名称を左に、対応するプラットフォームをPC(Windows)、Apple Macintosh(Mac OS)、Android端末(Android)、iPad(iOS)、iPhone(iOS)の5種類とし、対応するものに対し「〇」をつけました。
ソフトウェア名のリンク先はメーカー公式サイトもしくは製品ページです。「〇」のリンクは各製品ページもしくはダウンロードページになります。
Windows PC | Apple Macintosh | Android | iPad | iPhone | |||
有料 | 無料 | Windows | Mac OS | Android | iOS | iOS | |
Adobe Photoshop CC | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
ペイントツールSAI | 〇 | 〇 | |||||
Clip Paint Studio Pro / EX | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
Corel Painter | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
Corel Painter Essentials | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
ArtRage 6 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
Procreate | 〇 | 〇 | |||||
Procreate Pocket | 〇 | 〇 | |||||
アイビスペイント (有料版) | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
アイビスペイントX (無料版) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
FireAlpaca | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
Adobe Fresco (機能制限した無料版あり) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
Paintstorm Studio | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
Paintstorm Studio Lite | 〇 | 〇 | |||||
kakooyo! | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
Tayasui Sketches Pro (有料版) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
Tayasui Sketches (無料版) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
コミPo! | 〇 | 〇 | |||||
Affinity Photo | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
ArtStudio Pro (有料版) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
ArtStudio (有料版) | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
ArtStudio LITE (無料版) | 〇 | 〇 | |||||
GIMP2 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
Krita(無償版と同機能の有償版あり) | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
Medibang Paint | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
openCanvas | 〇 | 〇 | |||||
pixiv Sketch (パソコンはWEBアプリ) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
Pixia | 〇 | 〇 | |||||
AUTODESK SKETCHBOOK | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
プラットフォームから見たおすすめアプリ
性能や機能についてはあえて問わず、対応するプラットフォームから見た場合、おすすめできるアプリは、以下になります。
- Clip Paint Studio Pro / EX
- Medibang Paint
- pixiv Sketch
- Autodesk Sketchbook
この4つのアプリは、5種類のプラットフォームすべてに対応しています。
ただし、pixiv Sketchはパソコン版はWEBアプリなので、スタンドアローンのアプリとは若干使い勝手が異なるかも知れません。また、Autodesk Sketchbookは2019年で開発が中断しており、新たに導入するにはリスクがあります。
今後導入するのであれば、Clip Paint Studio Pro / EX か Medibang Paint がおすすめということになります。特にMedibang Paintは無償なので、いつどのプラットフォームにも気楽に導入可能です。軽い気持ちでデジ絵を体験してみたいという方には最適かも知れません。
まとめ ー たかがプラットフォーム、されどプラットフォーム
各プラットフォームに対応した様々なお絵かきソフトが販売・配布されています。マイナーなアプリも含めると、実に多くのお絵かきソフトが存在します。
マルチプラットフォーム対応か、特定のプラットフォームにのみ対応しているかは、開発側の都合でしかありません。歯がゆいとは感じるものの、ユーザーがどうにかできる問題ではありません。いずれにしても、どんなに使いやすいアプリであろうが、どんなに優れた機能を持つアプリであろうが、手持ちのハードやOSで動かなければすぐには使えません。
ユーザーとしては、よほど特殊な機能を求めるのでなければ、できるだけマルチプラットフォーム対応のアプリを選択したいところです。その理由はいくつか考えられます。
- 様々な端末が利用できるため、予算が組みやすい(手持ちのハードが利用できる)
- モバイルツールにもインストールできれば、場所を選ばずに作業できる
- 分散してインストールしておくことで、故障時のバックアップが可能(複数台分の購入が必要になるものもあります)
- 日頃よく使っている環境下で描画作業が行える
有料のアプリがある日無料になったり、特定のプラットフォームにのみ対応していたアプリが、新しいバージョンからマルチになったりと、開発側の努力で入手しやすい製品になることもしばしばあるようです。
古いアプリが消え寂しさを感じる反面、新しいアプリの登場にワクワクすることも少なくありません。
今後の新たな優れたアプリの登場に期待しています。
コメント