クラウドワークスのイラスト関連業務調査(2021年6月)

クラウドソーシング

クラウドワークスにおけるイラスト関連業務調査(2021年6月)

総合クラウドソーシングサイトのひとつ「クラウドワークス」におけるイラスト関連業務に関する調査を行い統計データを作成しました。

調査目的

イラストレーターやイラストレーターを目指す方が、クラウドワークスをよりよく活用できるよう、イラスト関連業務の統計データを作成し、その全体像や傾向を見える形とするのが目的です。

調査方法

2021年6月時点のクラウドワークスに掲載されているイラスト関連募集記事からサンプルをピックアップして分類を行います。

調査項目

ワーカーメニューの「仕事カテゴリ」内にある「デザイン」カテゴリを対象とします。

「デザイン」カテゴリはさらに、8つのカテゴリに分類されています。8つのカテゴリの中から一般にイラストレーターがカバーするであろう「ロゴ・バナー・イラスト」「キャラクター・アイコン・アニメ」2つのカテゴリを調査対象とします。

調査結果

以下、調査結果です。

ロゴ・バナー・イラストカテゴリ50サンプル

6月17日の午前10時の時点での募集案件総数は500件ほどです。表示されたTOP50案件をサンプルとしてピックアップし、統計データを作成しました。

このカテゴリ内は、さらに次の5つのカテゴリに小分類されており、その割合は以下に示す通りです。

  • ロゴ :44%(220件)
  • バナー:30%(150件)
  • イラスト:24%(120件)
  • LINEスタンプ:2%(10件)
  • ゲームイラスト:0%(0件)

キャラクター・アイコン・アニメカテゴリ50サンプル

6月17日10時の時点の募集案件総数は120件ほどです。表示されたTOP50案件から統計データを作成しました。

このカテゴリ内は、さらに次の4つのカテゴリに小分類されており、割合は以下の通りです。

  • マンガ・アニメ 82%(98件)
  • グッズ・ノベルティ 8%(10件)
  • アイコン:6%(7件)
  • キャラクターデザイン:4%(5件)

考察

ロゴ・バナー・イラストカテゴリ

このカテゴリは、掲載総数が500件と数は少なくありません。

ロゴ、イラスト、バナー、LINEスタンプ、ゲームイラストの5つのカテゴリに分かれており、主要なカテゴリの件数はそれぞれ、ロゴが220件、バナーが150件、イラストが120件となります。

ロゴの数が全体の4割以上と大きな割合を占めています。バナーと、イラストの数も決して少なくはなく、この3つのカテゴリで、全体の98%を占めます。

キャラ・アイコン・アニメカテゴリ

全体の総数が120ほどで、その中の「漫画・アニメ」カテゴリが100件近くあり、割合としては8割以上を占めています。

「漫画・アニメ」カテゴリの内容のほとんどが「マンガ動画」の作画に関するものであり、このジャンルの人気の高さがうかがわれます。

2つのカテゴリートータルで見た場合の順位

2つのカテゴリトータルで見た場合の総数順位は次のようになります。

  1. ロゴ 220件
  2. バナー 150件
  3. イラスト 120件
  4. 漫画・アニメ 98件

使用するアプリのよるカテゴリの分類

今回は、「イラストレーター」向けの案件という切り口で分類してみましたが、イラストレーターとグラフィックデザイナーの線引きは簡単ではありません。

そこで、肩書ではなく、ラスター系グラフィックソフト(例えばクリップスタジオペイントなど)と、ベクター系グラフィックソフト(例えばAdobe Illustratorなど)で切り分けてみました。

  • ラスター系グラフィックソフト:イラスト、漫画・アニメ
  • ベクター系グラフィックソフト:ロゴ、バナー、イラスト

すこし大雑把ではありますが、各カテゴリはこのように分けられると思います。アプリで切り分けると、イラストレーターの住み分けがよりはっきりするように思います。

ラスター系グラフィックソフトを使う方を、グラフィックデザイナーと呼ぶことはあまりありませんが、ベクター系グラフィックソフトを使う方を、グラフィックデザイナーと称しても何ら違和感はありません。

「イラスト」については、その表現の幅が広いことから、両方のアプリケーションに含めています。

「デザイン」カテゴリ全体の傾向

「デザイン」カテゴリの仕事の多くは、レイアウトが主体です。そうした仕事の多くはAdobe Illustratorを代表とするベクター系グラフィックソフトで行われることがほとんどです。

まとめ

イラストレーターが単独で請け負える仕事として「ロゴ・バナー・イラスト」と「キャラクター・アイコン・アニメ」の2カテゴリに着目し、サンプルから統計データを作成してみました。

使用するアプリケーションで仕事を切り分けてみると、ベクター系グラフィックソフトによる仕事の割合が大きいことがわかります。ベクター系グラフィックソフトに習熟することで、カバーできる仕事の範囲が大きく広がる可能性があります。

次回は、今回分析した「ロゴ・バナー・イラスト」と「キャラクター・アイコン・アニメ」以外のカテゴリについても調査の範囲を広げてみたいと思います。

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