アリサ=サザンクロス・ファンアート:メイキング(2)

キャライラスト・メイキング
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【7】Alisa-Southerncrossファンアート:背景

さらに背景に手を加えます。元の写真はとても素敵な夜景なのですが、異次元のキャラを引き立てるために、色合いを大きく変更したいと思いました。

色調整の基本はカラーバランスの調整です。カラーバランス調整とは、変更したいレイヤーの上にカラーバランスレイヤーを置き、RGBの三原色のパーセンテージを変更する処理のことを言います。

今回は、このカラーバランスではなく、グラデーションマップを使うことにしました。グラデーションマップは、特定の色彩を別の色彩に変換することで、例えば、しっとりした大正昭和な雰囲気や、この世のものとは思えない異世界のような景観などを手軽に作ることが可能です。

今回、ぼかした都市の夜景の上に、グラデーションマップ「夕焼け(紫)」を置きました。設定は、合成モードが「通常」、割合が「100%」です。

結果として、以下のような景観が得られました。ご覧の通り、もはや都市には見えません。あたかも溶岩が流れる火山か、恒星の表面のようです。

グラデーションマップを置いた瞬間、「え!」と思いましたが、これはこれで面白いと思いました。このキャラにピッタリな背景と思いませんか? 

【8】Alisa-Southerncrossファンアート:背景、雲

次に、雲を浮かべます。雲を浮かべることで、さらに空間の深さが感じられると考えたのです。雲は、クリップスタジオの素材置場にあった同志が作った素晴らしい素材を使いました。コンテンツID1470324の「千切雲」という素材です。

最初に、一つのレイヤーにブラシサイズ1000で描画し、角度「224度」、合成モード「通常」、不透明度「20%」としました。ただ、これだけでは、今一つ弱いと感じ、レイヤーを上に複製し、レイヤーの合成モードを「加算(発光)」、不透明度「30%」として重ねてみました。

【9】Alisa-Southerncrossファンアート:髪仕上げ線

背景を置いたことで、仕上がりのイメージがだいぶクリアになりました。この段階で線画の仕上げを進めることにしました。

この作品の場合、外形線は細く、くっきりした線がよいのではないかと思いました。キャラの個性が強く、また、子供ということで、繊細な表現が似合うと感じられたからです。そこで、Gペンの5pxサイズを中心に、3px~6pxの範囲で変化させながら、下描線の上に仕上がり線用のレイヤーを重ね、まず髪の外形線を描き進めました。

同時に、髪の下塗りレイヤーの上にレイヤーを重ねクリッピングし、顔近くの髪の色を肌の色でスプレイし、大雑把に雰囲気を確認しました。この処理は、髪と肌の間をボカしてなじませることで印象を柔らかにするものなのですが、確かにこの処理を行うと印象がずいぶんと変化します。見ようによってはデッサンが狂ったようにさえ見えます。実際にデッサンがおかしいこともないわけではありませんが。なので、できるだけ初期段階でこの処理を行い、状況確認するようにしています。

【10】Alisa-Southerncrossファンアート:右手側効果

この段階で、ふとアイディアが沸き、キャラが右手に持っている「ぬいぐるみ」(?)から雷光を出してみたいと思いました。

クリップスタジオの素材置場には雷光をイメージしたいくつかのデータがあり、何点かの素材をダウンロードしています。ですが、いずれの素材もややリアリティに欠け、この絵に使いたいと思える素材はありませんでした。そこで今回は数あるPhotoshop用ブラシ素材から探してみました。

今回見つけた素材は、DEVIANTARTという海外のサイトにあったものです。このサイトの素材の使用条件はNON COMMERCIAL USE ONLY(非営利目的のみ)であるため、今回描いた絵はこのままでは商用には使えません。元々ファンの依頼で無償で描いているものなので、特に問題はありませんが。

【次の記事】メイキング(3)カラダ仕上げ線~瞳~雷電

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