アリサ=サザンクロス・ファンアート:メイキング(1)

キャライラスト・メイキング
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【1】Alisa-Southerncrossファンアート

Pixivにイラストを投稿し始めてから4か月が過ぎようとしていたある日、ケロロ軍曹のファンの方(海外の方らしい)からアリサ=サザンクロスの絵を描いて欲しいというリクエストがありました。

子供たちが幼いころ、ケロロ軍曹をテレビアニメで一、二度見たことがあります。この作品の知識はその程度でしたので、登場人物についてはほとんど知りませんでした。アリサ=サザンクロスというキャラクターは、リクエストをいただいて初めて知りました。

早速ケロロ軍曹の単行本を何冊か購入し、読んでみました。

コミックに登場する同キャラは、いつも怒ったような表情をしています。それでも彼女の感情は伝わってきます。強力なキャラですが、内面はちょっと可愛らしく、そのギャップがファンには魅力なのかも知れませんね。

今回描いたキャラは、アニメとコミックのキャラの特徴を適度にミックスして作っています。リクエストしてくれた方はこんないい加減な描き方で喜んでくれるのだろうか? そんな心配もありましたが、自分なりに解釈した表現をしないと、絶対に嫌になるのはわかっていました。

案ずるより産むがやすし。結果的にはとても喜んでいただけました。

この記事では、今回描いたアリサ=サザンクロスのイラストメイキングを複数回に分けてご紹介していきたいと思います。メイキングといっても、所詮初心者の仕事です。無駄に試行錯誤を繰り返している部分も多く、そうした無駄と思える部分は反面教師として見ていただき、使えそうな部分は有効活用していただければ幸いです。

【2】Alisa-Southerncrossファンアート:スケッチ

Alisa-Southerncrossスケッチ

今回初めて二次創作というものに挑戦することになりましたが、著作権についても心配になり、念のためにネットで調べてみました。

二次創作とかファンアートは、個人が勝手に描く分には著作権的に何ら問題はないようです。問題になるのはそれを公開したり、自分の作品(キャラ)だと言ったり、それを売ったりする行為です。しかし、例え無償で公開したとしても、著作権者に消去を求められたら応じなくてはなりません。

著作権者から消去を求められるのには理由があると思います。過激なエロ表現や暴力表現など、キャラの品位のみならず著者の品位を落とすような作品はやはりいただけないと思います。本当のファンであれば、そんな作品をわざわざ描くとは思えませんが。

さて、著作権についておおよそわかったところで、できるだけ既成の二次創作作品にとらわれることなく、私なりのアリサ=サザンクロスを描こうと思いました。

上の絵は、アリサの特徴をつかむために紙と鉛筆で軽くスケッチしてみたものです。

【4】Alisa-Southerncrossファンアート:下描き

最初に描いた下描き

クリップスタジオペイントの3Dモデルを参照してラフに下描き線を引きました。

3Dモデルのパースがきつすぎたせいか、下半身がかなり小さくなってしまいました。下半身のデッサンを何度か描きなおすも納得できず、3Dモデルから作り直しました。

首を少し後ろに傾けた状態

全体的なバランスはだいぶよくなりました。

次に気になったのは、首の位置と角度です。首から上だけを別のレイヤーにして回転させたり、位置を微妙にズラして何パターンかを作り、それぞれを比較しながら調整しました。

首を少しもたげた状態

首をもたげた状態と少し後ろに反らした状態で比較検討しましたが、今見ても、どちらがいいかはわかりません。

首をもたげた方がどちらかというと自然に見えます。身体がどんなポーズをしていても、頭の角度が天地方向に近いほどキャラが安定して見えることを体感的に知っています。ですが、最終的にはちょっと首を後ろに傾けたデッサンを選びました。不安定な感じが緊張感のようなものを醸し出していると感じたのです。少しだけ迷いつつも、このデッサンで進めました。

デッサンは、できるだけこの下描きの段階であらゆる手を使って確認したいものです。方法としては、画像を左右反転させたり、全体を回転させたり、作業している画面だけでなく、別の装置で見てみたり、プリントアウトしてみたり。できるだけ違った角度で絵を見ることで不自然さはある程度解消できると思います。時間を置いてから見るのも効果的です。

【5】Alisa-Southerncrossファンアート:下塗り

下塗り

今回はラフは描いていません。

構図やキャラのポーズ、表情などを事前に確認するために描くのがラフの意義だと思います。ラフは通常複数枚作成しますが、今回依頼者は、「こんな絵にして欲しい」と私の作品のひとつを指定してきました。そこで、その作品の構図に近いこの絵一本で進めることにしました。

さて、下描き線の次の段階は、本来であれば、外形線を仕上げるのが通常のプロセスだと認識しています。今回は、外形線の仕上げの前に彩色を進めることにしました。

ある程度色や影をつけることで、今まで見えていなかったデッサンの狂いが見えてくることがあります。そのため彩色を進めながら外形線を仕上げた方が効率がいい場合もあります。また、塗りがあることで、外形線の強弱(線幅や色の濃さ)がつけやすくなります。

このプロセスにはこうしたメリットがある反面、デメリットもあります。この段階で塗りを行うと、塗り足し作業や、はみ出し部分の削除の作業がどうしても増えてしまいます。

丁寧に線画を描き後でデッサンを修正するのがいいか、デッサンを確認しながらできるところから仕上げていくのがいいかは、いかに気持ちよく進められるかというその人なりの判断でいいと思っています。

【6】Alisa-Southerncrossファンアート:背景

背景写真を置いてみる

イラスト全体のイメージを確認するために、この段階で背景を置きました。フリー素材を提供している「ぱくたそ」さんから、都市の夜景の上空写真をダウンロードし、それを背景として置いてみました。

この写真の場合、右上の空の部分の高さが足らず、空白ができてしまいました。空の部分のみ選択し、自由変形機能を使って無理やり引き延ばして空白を埋めました。

パッと見て遠近感が乏しいと感じられ、背景写真全体に40%~60%のガウスぼかしをかけてみました。

背景にガウスぼかしをかけた状態

背景にぼかしをかけたことで適度な遠近感が生まれ、キャラがフワリと宙に浮かんだイメージができました。

【次の記事】メイキング(2)背景仕上げ~髪仕上げ線

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